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蓄電池のデータ収集基盤を構築へ、JERAが新サービス創出へ実証事業:蓄電・発電機器
JERAが「蓄電システムデータプラットフォーム」事業の実証実験を開始。需要家が所有する蓄電池の運用データを元にした、新たなサービス提供を目指すという。
JERAは2020年11月25日、蓄電システム向けデータプラットフォーム事業の実証実験を開始したと発表した。
今回の取り組みは、需要家が設置した蓄電池の運用データを基に、ユーザーニーズに合致したサービス提供を行うことを目的とする。JERAによると、ユーザーが蓄電池を設置する主な目的は、災害発生時などのバックアップであり、平時には余力がある。このため、蓄電池運用データの収集を通じて、ユーザー自らがエネルギーの最適利用を実現できる新たなサービスの提供を目指すという。
実証ではユーザーの蓄電池運用データの自動収集の検証に加え、収集したデータを用いたサービスの開発と、ユーザーによるサービス内容のレビューを実施。蓄電池の仕様を問わず、あらゆる蓄電池に対応できるデータ収集向けデバイス端末などを、蓄電システムメーカーなどと協力して開発する計画だ。
提供を目指す具体的なサービスとしては、ユーザーニーズが特に高い「電力の見える化」や「ピークシフト」など、エネルギーの最適利用を可能とするサービス開発を目指すとしている。なお、実証期間は2021年3月末までを予定している。
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