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新型コロナが太陽光発電に落とす影――実態調査に見る「日本市場への懸念」とはソーラーシェアリング入門(44)(2/3 ページ)

ソーラーシェアリング(営農型太陽光発電)について解説する本連載。今回は太陽光発電事業者を対象に実施した、新型コロナウイルスに関する事業への影響調査の結果から、日本の太陽光発電市場の現状分析と展望を考察します。

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資材の納期や工期の遅れ、価格上昇が大きな課題に

 資材調達に関する影響は、既に2020年2月頃には出始めていました。当時は中国国内の都市封鎖の様子が毎日のように報じられていましたが、それによって企業活動や工場の生産、物流などが滞るようになっていました。資材の納期は78.4%で1カ月以上の遅れが生じており、3カ月以上という回答も15.7%でした。また、価格上昇については10%以上とする回答の合計が71.8%を占めています(図2)。


(図2)資材に関する質問への回答

 工事の遅れは1カ月以上とする回答が88.4%で、3カ月以上という回答が32.6%というのも特徴的です。低圧規模の太陽光発電所では通常1カ月以内に工事が終わるため、3カ月以上となれば完全なリスケジュールと言って差し支えないほどの遅れが生じたことが分かります。価格の上昇は10〜20%とする回答が75%を占めており、30〜40%とする回答も2件ありました(図3)。


(図3)工事に関する質問への回答

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