太陽光と蓄電池を「定額使い放題」で初期費用ゼロ、シャープが住宅向け新サービス:太陽光(2/2 ページ)
シャープが新築住宅に無償で太陽光発電や蓄電池を設置し、ユーザーは発電した電力を定額で利用できる新しいPPA(第三者所有モデル)サービスを発表。6月30日から申込受付を開始する。
蓄電池併設プランは全国一律1万3860円
もう一つのソーラー蓄電池プランでは、初期費用ゼロで太陽光発電システムと蓄電池をセットで設置。これらを全国一律で月額税込1万3860円で使用できる。昼間に発電した電気を蓄電池にためて夜間などに使用できる他、停電への備えとして蓄電池残量をキープするなど、ユーザー側で電気の使い方を選べるのが特徴となっている。システムの譲渡は、サービス開始日から14年後となる。
蓄電池の充放電の制御は、シャープのクラウドHEMSサービス「COCORO ENERGY」で行う。「COCORO ENERGY」は、AIが季節や天気予報などから予測した翌日の余剰電力量に応じて、夜間の系統電力からの充電量を制御し、効率よく自家消費することが可能だという。さらに、台風などの気象警報が発令された際に、自動で満充電にする機能も搭載する。停電時に使用できる機器の合計の負荷容量は最大で2kVAだ。
なお、このプランには系統電力のご利用契約は含まれていないため、現在利用している電力会社との利用契約は継続するかたちになる。また、家庭で使用しなかった余剰電力の所有権はシャープに帰属する他、EV用充電器など指定された一部の設備および機器を組み合わせて利用することはできない。
今回のプランの提供エリアは、東北電力、東京電力、中部電力、関西電力、九州電力のいずれかの管内にある、原則として2階建て以下の新築住宅(ただし、垂直積雪量70?以下の地域に限る)。対応する屋根は、スレート屋根、金属屋根、瓦屋根(北面設置不可)。契約時点で60歳以下のユーザーが対象となっている。
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