容量13kWh超の家庭用蓄電池、太陽光の自家消費を「ポイント還元」する独自機能も:蓄電・発電機器
ネクストエナジー・アンド・リソースが、家庭用蓄電システムの新製品「iedenchi-NX Premium」の販売を2021年8月2日から開始した。蓄電池容量13.16kWhで、同社の「iedenchi-NX」シリーズにおいて、大容量モデルの位置付けとなる製品だ。
ネクストエナジー・アンド・リソースは、家庭用リチウムイオン蓄電システムの新製品「iedenchi-NX Premium」の販売を2021年8月2日から開始した。蓄電池容量は13kWh超と、同社の「iedenchi-NX」シリーズにおいて大容量モデルの位置付けとなる製品だ。希望小売価格は税込み410万3000円(工事費別)。
新製品の定格容量は13.16kWh、使用容量11.84kWh、系統接続時および停電時のどちらも出力5.5kVAとなっている。200V機器にも対応でき、停電時にもエアコンやIH調理器などを利用することが可能だ。
大きな特徴となっているのが、太陽光発電の自家消費分を環境価値としてポイント還元する機能だ。計測された電気の自家消費(家庭内消費)分は「グリッドシェアポイント」として、スマートフォンアプリ「蓄電システムモニター」上に付与されます。このポイントは現金やギフト券、電子マネーなどに交換できる。
充放電を生活スタイルに基づいて最適に制御するAI機能も標準搭載とした他、気象警報の発令に応じて、自動で充電優先モードに切り替える機能も搭載した。
停電時でも太陽光発電システムから最大6.0kWまで出力できる点も特徴となっている。さらに余剰電力がある場合最大5.5kWまで蓄電池に利用でき、最大11.5kWを停電時にも活用できる仕様とした。EV充電用コンセントも標準搭載となっており、太陽光の電力をEVやPHEVの充電に利用可能だ。
外形寸法は幅118.2×高さ100.8×奥行39.2cmで重量は265kg。使用温度範囲は-10℃〜45℃。ECHONET Lite(Release N)にも対応する。それぞれ10年の製品保証、自然災害補償、容量保証(60%)が付帯する。
関連記事
- 2台同時に使えるEV充電器、東光高岳が2021年10月から販売へ
東光高岳は最大出力120kWを持つ電気自動車(EV)用急速充電器「HFR1-120B10」シリーズを同年10月から販売すると発表。1充電器から2台のEVに充電可能な「マルチアウトレット」に対応するのが特徴だという。 - テスラが家庭用蓄電池「Powerwall」を日本で本格展開、認定施工会社は8社に
テスラが日本における家庭用蓄電池「Powerwall(パワーウォール)」の設置を2020年春から本格的に開始。また、国内でパワーウォールの販売施工を行う認定施工企業が8社になったことを明らかにした。 - テスラが家庭用蓄電池「Powerwall」の日本展開を発表、価格は100万円を下回る
米国のEVベンチャーTesla(テスラ)が、家庭用蓄電池「Powerwall」の日本での販売時期を発表。2020年春から設置販売を開始する。13.5kWh(キロワット時)と大容量ながら、100万円を切る本体価格を実現した。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.