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キリンビールが全工場に太陽光発電導入へ、足元の再エネ使用率は30%台に:太陽光
キリンビールが新たに3つの自社工場に太陽光発電を導入。キリンビール全体の使用電力の再生可能エネルギー比率を現状の約28%から約30%に高める。
キリンビールは2021年9月21日、北海道千歳工場、取手工場、岡山工場の3工場に、太陽光発電由来の電力を導入すると発表した。これにより年間約1600tの温室効果ガスの排出量を削減するとともに、キリンビール全体の使用電力の再生可能エネルギー比率を現状の約28%から約30%に高める。2022年1月からの稼働を予定している。
今回の太陽光発電の電力は、オンサイト型のPPA(Power Purchase Agreement、電力購入契約)モデルを活用して調達する。これはPPA事業者が、需要家の敷地や屋根などに太陽光発電設備を無償で設置し、そこで発電した電力を需要家に販売する事業モデル。今回は、三菱商事エナジーソリューションズの子会社であるMCKBエネルギーサービスがキリンビールの工場敷地内にメガワット級の太陽光発電を設置。そこで発電した電力を工場で活用する。
キリンホールディングスは2020年11月にRE100に加盟し、2040年までに事業で使用する電力の100%再生可能エネルギー化する目標を掲げている。
この目標の達成に向けた取り組みとして、2021年3月から先行して4工場(キリンビール仙台工場、名古屋工場、滋賀工場、神戸工場)に太陽光発電の導入が完了しており、今回、対象工場を拡大した。今後2022年までに国内ビール全工場への太陽光発電の導入を目指す方針だ。
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