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北陸最大級の蓄電システムと太陽光を導入、村田製作所が生産子会社を再エネ100%で運営:太陽光
村田製作所が生産子会社である金津村田製作所(福井県あわら市)に北陸エリアでは最大規模という蓄電システム。太陽光発電システムと組み合わせ、11月1日から使用電力の100%を再生可能エネルギー由来に切り替える。
村田製作所は2021年10月、生産子会社である金津村田製作所(福井県あわら市)に北陸エリアでは最大規模になる蓄電システム導入したと発表した。同時に太陽光発電システムも設置し、これらを活用して11月1日から使用電力の100%を再生可能エネルギー由来に切り替えるという。
導入した太陽光パネルの出力は638kW、蓄電池の容量は913kWh。さらに生産計画・電力消費・気象情報・発電予測の各情報を統合管理し、リアルタイムでエネルギー使用を最適化できる独自のエネルギー管理システム(EMS)を組み合わせた。
発電が可能な日中は、生産量の増減や天候の変化をモニタリングしながら自家発電の利用と蓄電池の充放電を効率的に行い、系統電力の供給負荷を安定的に低減する。また、夜間は日中の電力需要に備えた蓄電池への充電を行い、系統電力の供給負荷の安定化に寄与するという。
今回のシステムの導入によるCO2削減効果は年間で約368トンとなる見込み。村田製作所は2020年12月にRE100へ加盟し、2050年までに事業活動における使用電力を100%再エネで賄うことを目指している。今後、金津村田製作所を100%再生エネルギー利用工場のモデルとし、グループ各社へ本システムをはじめとする再生エネルギー利用拡大に向けた積極的な施策を展開する方針だ。
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