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アサヒが東北3工場の電力を再エネ化、国内拠点の54%の電力がCO2ゼロに:自然エネルギー
アサヒグループホールディングスが東北地区3工場の購入電力を再生可能エネルギーに切り替え。これにより国内のアサヒグループ全生産拠点の購入電力は約54%(143GWh)まで再エネ化が進むという、
アサヒグループホールディングスは2021年11月24日、同年12月1日からアサヒビール福島工場、ニッカウヰスキー仙台工場宮城峡蒸溜所、ニッカウヰスキー弘前工場の東北地区3工場の購入電力を、再生可能エネルギーに切り替えると発表した。
アサヒグループでは2050年までに事業におけるCO2排出量をゼロを目指し、環境への取り組みを進めている。2020年10月には、国内飲料業界として初めて「RE100」に参画した。
これまでに国内18工場の電力を再生可能エネルギー由来に切り替えており、今回で合計21工場の切り替えが完了したことになる。これにより国内のアサヒグループ全生産拠点の購入電力は約54%(143GWh)まで再エネ化が進み、CO2排出量は年間で6.7万トン削減されるという。
今後こうした取り組みをさらに加速させ、2025年までに国内全拠点での購入電力の切り替えを目指す方針。また、海外を含めた生産拠点では2025年までに全70工場のうち9割となる64工場の使用電力を再生可能エネルギーに切り替える計画だ。
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