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EVを再エネ100%で充電するシステム、日産が福島県で実用化を検証:電気自動車
日産自動車は2022年1月12日、福島県浪江町において、電気自動車(EV)の充放電を自律的に行う制御システムを活用し、EVの充電電力を再生可能エネルギー100%にする、エネルギーマネジメントシステムの実用化検証を開始すると発表した。
日産自動車は2022年1月12日、福島県浪江町において、電気自動車(EV)の充放電を自律的に行う制御システムを活用し、EVの充電電力を再生可能エネルギー100%にする、エネルギーマネジメントシステムの実用化検証を開始すると発表した。
この実証では、浪江町の商業施設「道の駅なみえ」に設置された出力37.5kWの太陽光発電、出力1kWの風力発電機(3基)、出力3.5kWの燃料電池とパワーコントロールシステム、浪江町の公用車である日産のEV「リーフ」5台を活用。日産の充放電制御システムをパワーコントロールシステムに搭載することで効率的なエネルギー運用を検証するとともに、エネルギーの地産地消を目指す。
具体的な運用としては、太陽光、風力、水素燃料電池からの発電量と、「道の駅なみえ」の電力需要の情報を基に、EVの充放電を自律的に行う。ここで利用する充放電制御システムは、5台のEVのバッテリー残量や使用パターン(走行距離、出発時刻など)と、電力需要の状況から充放電を行う優先車両を判断し、必要なタイミングで充放電を行うという。
このシステムの活用により、商業施設の使用電力のピークを下げ、電力コストの削減が期待できる他、EVの充電電力を100%再生可能エネルギー由来とすることで、電力系統の安定化にも貢献できるとしている。
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