ニュース
ニチコンが一部の家庭用蓄電システムを無償交換、製造工程の問題で:蓄電・発電機器
ニチコンが同社が販売する家庭用蓄電システムについて、一部の期間で製造工程に問題が有り、その間に製造された蓄電池でごく稀に発煙する可能性があるとして無償交換を実施すると発表。2016年9月から2021年6月までに出荷した蓄電システムが対象となる。
ニチコンは2022年4月4日、同社が販売する家庭用蓄電システムについて一部の期間で製造工程に問題が有り、その間に製造された蓄電池でごく稀に発煙する可能性があるとして無償交換を実施すると発表した。2016年9月から2021年6月までに出荷した蓄電システムが対象となる。
対象となるシステムは、蓄電容量11.kWhの単機能蓄電システム4モデル(「ESS-U2M1」「ESS-U2M2」「ESS-U2MS」「ESS-U4M1」)の一部。「ESS-U2M2」「ESS-U2MS」「ESS-U4M1」については、全ての対象製品で交換に必要となる顧客情報があるため、順次、無料交換の案内を送付するとしている。
ただし、「ESS-U2M1」の一部の交換対象製品で交換に必要となる顧客情報が不足しており、該当製品を所有しているユーザーにはフリーダイヤル(0120-215-072)への連絡を呼びかけている。
関連記事
- リチウムを超える「アルミニウム」、トヨタの工夫とは
電気自動車に必要不可欠なリチウムイオン蓄電池。だが、より電池の性能を高めようとしても限界が近い。そこで、実質的なエネルギー量がガソリンに近い金属空気電池に期待がかかっている。トヨタ自動車の研究者が発表したアルミニウム空気電池の研究内容を紹介する。開発ポイントは、不純物の多い安価なアルミニウムを使うことだ。 - 容量7.0kWhの家庭用蓄電池とV2Hを新開発、東京電力とダイヤゼブラ電機が共同で
ダイヤゼブラ電機が、パワーコンディショナー、V2H(Vehicle to Home)ユニット、および蓄電池ユニットを組み合わせた「多機能パワコンシステム」を初披露。東京電力ホールディングスと共同開発した新製品で、2022年度中の販売を目指すという。 - 導入しやすい4kWhの住宅用蓄電システムを自社開発、サンテックが自家消費ブランド
サンテックパワージャパンが自家消費型太陽光発電の提案をする新ブランド「SunCrystal」(サンクリスタル)を立ち上げ。その第1弾製品として、自社開発した住宅用ハイブリッド蓄電システムを販売する。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.