オムロンが家庭用蓄電池に2機種を追加、容量12.7/6.3kWhが選択可能に:太陽光
オムロンソーシアルソリューションズ(OSS)は2023年2月、同社の家庭用蓄電システム「KPBP-Aシリーズ」に、新しく蓄電池ユニット2機種を追加すると発表した。12.7kWhタイプを同年6月、6.3kWhタイプを同年8月から販売する。
オムロンソーシアルソリューションズ(OSS)は2023年2月、同社の家庭用蓄電システム「KPBP-Aシリーズ」に、新しく蓄電池ユニット2機種を追加すると発表した。12.7kWhタイプを同年6月、6.3kWhタイプを同年8月から販売する。
KPBP-Aシリーズは、蓄電池用パワーコンディショナーに、ユーザーの必要サイズに合わせた蓄電池を組み合わせることができる。オプションとして太陽光発電との組み合わせが可能なハイブリッド蓄電システムや、全負荷対応のシステムも構築でき用途に応じた組み合わせが可能となっている。
これまで蓄電池は16.4kWh、9.8kWh、6.5kWhの3モデルを用意していたが、今回新たに12.7kWh、6.3kWhの2モデルを追加することで、最大15通りの組み合わせが可能になるという。
新たに追加する2機種は、太陽光発電の自家消費用途で利用する蓄電池の運転モード「グリーンモード」において、夜間充電量を従来の50%から100%に倍増させることが可能。夜間の料金が安価な電力をより使いやすくした。また、VPP市場などのネットワークを通じた電力取引にも対応する。
この他、設置温度範囲の下限温度を従来機の-10℃から-20℃に拡張し、寒冷地への導入もしやすくした。価格は単機能蓄電システムの場合12.7kWhが430万円、6.3kWhが266万円、ハイブリッド蓄電システムは同492万円、同328万円、全負荷型ハイブリッド蓄電システム同575万円、同411万円となっている。
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