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海上に太陽光パネルを設置できるフロート架台、波高2.5メートルにも対応:太陽光
ワープル(静岡市)は「PV EXPO 国際太陽光発電展」に出展し、同社が代理店を務める韓国ETI社の水上太陽光発電用フロート架台を展示した。
ワープル(静岡市)は「PV EXPO 国際太陽光発電展」(東京ビッグサイト、2024年2月28日〜3月1日)に出展し、同社が代理店を務める韓国ETI社の水上太陽光発電用フロート架台を展示した。
ETIのフロート架台は、樹脂をベースとした特殊素材でできており、円柱形で水を受け流しやすい形状となっている。複数台を連結し、フロート上部に金属製架台を取り付けて太陽光パネルを設置する。
フロート架台は塩害耐性を持ち海上への設置にも対応している。ETIによると、波高2.5メートルまでの設置に対応しているという。1MWの発電所の場合、約1300個のフロートの設置が目安になるとしている。なお、フロートはリサイクル率100%で、マイクロプラスチックの問題や生態毒性の問題もクリアしており、環境性能にも優れるという。
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