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太陽光パネルを垂直設置したソーラーシェアリング、電力はオフサイトPPAで売電:太陽光
シェアリングファームが栃木県足利市に営農型太陽光発電所を開設。太陽光パネルを垂直に設置したのが特徴の発電所となっている。
シェアリングファーム(栃木県足利市)は2024年6月17日、栃木県足利市において営農型太陽光発電所(ソーラーシェアリング)を開設したと発表した。垂直設置型の太陽光発電システムを採用した発電所で、丸紅新電力(東京都千代田区)とオフサイト型PPA(電力購入契約)を締結している。
発電所はシェアリングファームが所有および営農を行う足利市の農地を活用。太陽光パネルを東西方向に垂直に設置することで、日中よりも電力需要の多い朝夕に多く発電できる。太陽光パネルの出力は82.4kW、連系出力は49.5kW。年間発電量は約8万4172kWhを見込んでいる。
発電所の施工はサンヴィレッジ(栃木県足利市)が実施し、シェアリングファームが発電設備を所有。事業の実施にあたり、金融機関から17年間のファイナンスを受ける予定となっている。
農地面積は1987平方メートルで、米とムギを栽培する計画。既に2023年に60kgの米を収穫・出荷しており、2024年6月にも田植えを行い、10月に2度目の収穫と出荷を予定している。なお、シェアリングファームでは今回の発電所の開設を機に、北関東エリアを中心にソーラーシェアリング事業を拡大し、3年間で太陽光パネル出力ベースで50MWの開発を目指す方針だ。
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