植物工場の壁面にカルコパイライト太陽電池 東急不動産が実証実験:太陽光
東急不動産が人工光型植物工場「テクノファームけいはんな」でカルコパイライト太陽電池を建物壁面に設置する実証実験を開始すると発表した。
東急不動産(東京都渋谷区)と同社100%子会社のGreen Factory TFK(京都府木津川市)は、人工光型植物工場「テクノファームけいはんな」(京都府木津川市)でカルコパイライト太陽電池を建物壁面に設置する実証実験を開始すると発表した。
テクノファームけいはんなは、完全人工光型の植物工場施設で、1日約3万株のレタスを栽培している。運営に再生可能エネルギー由来の電力を活用することで、カーボンニュートラルへの貢献と農業課題の解決を目指す狙いだという。
今回、同施設の壁面にPXP(神奈川県相模原市)が開発する1枚当たり出力200Wのフィルム型のカルコパイライト太陽電池を設置する。カルコパイライト太陽電池は、軽量で曲げることが可能、かつ屋外耐久性や耐衝撃性に優れているという特性があり、次世代型太陽電池として注目されている。
壁面への設置にあたっては、東京ガスが施工手法を提供した。この工法は一般的な壁面設置用架台を必要しない「接着工法」となっており、建物躯体への負担を軽減できるのが特徴だという。
実証は2026年6月から開始する予定で、カルコパイライト太陽電池の発電性能や耐候性、経年劣化、熱影響、建物負荷、保守性などを検証する。同電池が建物の壁面に設置されるのは、今回が国内初の事例になるという。
実証と併せて、敷地内の駐車場に合計容量36kWのカーポート型の太陽光発電設備も導入する。これにより施設での太陽光発電の自家消費を進め、植物工場における電力コストの削減や、BCP対策の強化に活用する方針だ。
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