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Vistaの経済効果は700億ドル――IDC調べ
新OS、Windows Vista発売によって、米IT市場では10万人以上の新規雇用が生まれ、700億ドルを超える収益がもたらされるという。
11月30日に企業向けに正式リリースされ、一般向けリリースも来年1月30日に予定されるWindows Vistaの出荷開始初年度の経済効果について、米調査会社IDCは12月10日、調査結果を発表した。Microsoftの委託によるこの報告によると、Vista出荷開始が米IT業界にもたらす収益は700億ドル以上、創出される新規雇用は10万人を超える見通しという。
IDCによると、Vista関連商品やサービスを製造、販売する米企業は大小合わせ20万社を超える。Microsoftのパートナー各社が、現在から2007年末にかけてVista関連製品とサービスに投じる額は約100億ドルに上る見通し。また2007年にMicrosoftが得るVista関連の収益1ドルにつき、IT業界には18ドル以上の収益が生み出されるとIDCは予測している。
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