Johnson&Johnsonの研究チームは、ナレッジマネジメントシステムのデータを活用して、製品検査に掛かるコスト削減や、共同研究の支援を試みている。
大量のデータを持つ企業にとって、過去の実績の中から意思決定に有効活用できるパターンを掘り起こすのは難しいこともある。データはあっても、それを読み解いて行動の変化に結び付ける時間がない場合もある。
消費者向けの衛生用品を手掛ける米Johnson&Johnson(J&J)の場合、例えば皮膚の刺激試験など、製品の検査に関する何十年分ものデータを持っている。適切なツールと人間の分析力があれば、時間と経費の削減につながる検査についての情報を研究員が掘り起こすことも可能だ。だがまずは、そうしたデータのパターンを見極めて活用できなければならない。
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