「Windows 10 S」はChromebookから“学校一押しデバイス”の座を奪うか?「TravelMate Spin B1」との組み合わせで見えた可能性

Microsoftが教育市場に向けて発表した「Windows 10 S」は、適切なデバイスとの組み合わせで、教育機関からの支持を集める「Chromebook」に取って代わる可能性がある。

2017年05月21日 08時00分 公開
[Michael WallTechTarget]
画像 Windows 10 Sの登場が教育用デバイス市場に与える影響は

 Microsoftは、同社の新たな簡略版OSである「Windows 10 S」の照準を教育機関に定めている。このWindows 10 Sは、Acerが最近発表した、ノートPCとしてもタブレットとしても使える2-in-1デバイス「TravelMate Spin B1」(国内販売は未定)に適したOSのようだ。実際にAcerは、Windows 10 S搭載モデルのTravelMate Spin B1を市場投入する考えだ。

 TravelMate Spin B1は、11.6型ディスプレイを搭載したノートPCで、360度フル回転するヒンジを備える。学習者であれば、スタイラスペンとWindows 10の手書き機能「Windows Ink」を活用して、例えば学期末のレポートをキーボードで入力する操作から、授業中に手書きでメモを取る操作へと素早く切り替えることができる。

 オンラインストアによっては300ドル未満で購入できるTravelMate Spin B1は、手頃な価格によって教育分野で優位に立つGoogle「Chromebook」の現実的な代替品になる可能性がある。

Chromebookを“模倣”するWindows 10 S

ITmedia マーケティング新着記事

news033.jpg

サッカー欧州CLを早朝に観戦するアジアのファンのためにハイネケンが仕掛けた意外過ぎるキャンペーンの中身
時差のためUEFAチャンピオンズリーグを早朝に視聴せざるを得ない韓国のサッカーファンの...

news041.jpg

楽天グループが「楽天市場」出店店舗向けに「楽天AI大学」を公開
2024年3月より提供している店舗運営支援ツール「RMS AIアシスタント β版」に加え、AIツ...

news070.jpg

中国発AIソーシャル工作のゾッとする実態をMicrosoftがレポート
Microsoftが中国を拠点とする影響力工作の増加についてのレポートを発表した。これは米国...