ハイパーコンバージドインフラ(HCI)、3つの導入アプローチ その違いは?製品導入、ソフトウェアのみ、一から構築

ハイパーコンバージドインフラ(HCI)導入の取り組みにはさまざまなアプローチがある。アプローチによっては、IT担当者に裁量権が委ねられるものもある。

2018年06月07日 05時00分 公開
[Alastair CookeTechTarget]
画像 一から作るHCIも選択肢となるが……

 ハイパーコンバージドインフラ(HCI)にはソフトウェアのみのもの、自分で構築するものがあり、それぞれ特有のメリットとデメリットを持つ。

 HCIの構築といえば、通常は高密度のサーバを用いる物理アプライアンス(製品)を導入し、対話型(ウィザード形式)のソフトウェアに数分付き合うことを想像する。だが、HCIアプライアンスの購入は、構築手段の1つでしかない。

 IT担当者なら、ソフトウェアのみのHCIを自社のサーバに導入することも可能だ。あるいは、ハードウェアとソフトウェアを選んで、独自のインフラを一から設計しても構わない。ただし、アプライアンスモデルから離れるほど、自身で負わなければならない導入の設計と問題解決の責任は大きくなる。

 では、HCIアプライアンスと自身で行う幾つかの代替手段についてさらに詳しく見てみよう。

事前構成済みのHCIアプライアンス

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