古いパソコンを手軽にファイアウォールに,「LASER5 Firewall」を発売

【国内記事】2002.3.08

 レーザーファイブは3月8日,セキュリティ機能を強化したサーバ専用OS「LASER5 Secure Server6.9」をベースとしたファイアウォール製品,「LASER5 Firewall」の販売を開始した。

 LASER5 FirewallはLinux Kernel 2.2.19をベースにしたパッケージで,ipchains 2.3.9によってファイアウォール機能を実現する。DHCPサーバやキャッシュサーバ(squid 2.4),PPPoEパッケージ(rp-pppoe 3.2)も含んでおり,ブロードバンドルータ兼ファイアウォールとして活用することもできる。パッケージにはまた,メンテナンス作業などに備え,openssh 3.0p1も含まれる。

 適切なファイアウォール機能がデフォルト設定で自動インストールされるようになっているため,設定のための面倒は操作は必要ない。有効利用が難しい数世代前のパソコンを,手軽にファイアウォール機能を搭載したブロードバンドに仕立て,再活用することができる。

 各種設定は,Webブラウザ対応の設定ツール「WebAdmin」を通じて行う。基本的な設定のほか,Hostsファイルの編集,IPマスカレードの設定,パケットならびにポートフィルタリングの設定などが行える。

 一方で本格的にファイアウォールとして活用したい場合に備え,LAN側,WAN側だけでなくDMZ用に,3枚までネットワークインタフェースカード(NIC)の設定が行えるようになっている。またギガビットイーサネットにも対応できるため,トラフィックの多いネットワークでも利用できる。

 さらに,Linux Stack Smashing Protectionを適用したLASER5 Secure Server6.9をベースとしているため,ファイアウォールに対するァオーバーフロー攻撃にも強いことが特徴だ。

 LASER5 Firewallの価格は1万4800円。登録日より90日間のサポートが付属している。

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