エンタープライズ:ニュース | 2002/10/11 15:56:00 更新 |
IBMのマットス氏、「DB連携による情報統合でビジネスにブレークスルーを」
Database Technology Meetingに、米IBMのシリコンバレー研究所情報統計計画総責任者のネルソン・マットス氏が登場し、「新段階を迎える情報マネジメント その現実と可能性」をテーマに特別講演を行った。
アットマーク・アイティ(@IT)が10月11日に都内のホテルで開催した「Database Technology Meeting」に、IBMシリコンバレー研究所情報統計計画総責任者のネルソン・マットス氏が登場し、「新段階を迎える情報マネジメント その現実と可能性」をテーマに特別講演を行った。
IBMシリコンバレー研究所情報統計計画総責任者のネルソン・マットス氏
同氏は既存のSQLに加え、研究開発を行っているXMLのためのクエリー言語「XQuery(XML Query Language)」を介して、さまざまな種類のデータソース同士を連携させることによって、CRMやe-ビジネス、ポータル、ビジネスインテリジェンスなどの分野で飛躍的な前進が可能になることに触れた。特に、「最新の情報にアクセスできること」の重要性を強調している。
技術的には、Webサービスをはじめ、OracleやInfomixなどDB2ではないデータベースをラッピングすることでDB2と連携をさせる「Federation」、各種のデータベースのデータを統合するキャッシュ技術、Replicationなどが紹介された。
こういった情報の統合技術を利用することで、分散するデータやコンテンツを、リアルタイムに読み書きしたり、業務分析やデータ交換のために加工することが可能になるという。また、パフォーマンスや可用性を考慮したデータの配置を行うことができるとしている。
さらに、マットス氏は、データ管理に関する25年の進化についても触れ、現在「Xperanto」がこれまでの技術を統合するものとなると話した。
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[怒賀新也,ITmedia]