エンタープライズ:ニュース 2002/11/13 04:40:00 更新


オラクルとベリングポイント、Oracle9i Application Server導入で関係を強化

米オラクルとベリングポイントは新しい2つのソリューション、「Single View of Enterprise」「Retail Industry Solution」を発表した。これらは、Oracle9i Application Serverの機能に基づくもの。

 ソフトウェア大手の米オラクルとビジネス/システムコンサルティングファームのベリングポイントは11月12日、新しい2つのソリューション、「Single View of Enterprise」「Retail Industry Solution」を発表した。これらは、Oracle9i Application Serverの機能に基づくもの。そして同時に、スケーラビリティやハイアベイラビリティ、パフォーマンス、バックアップ、リカバリ、セキュリティ、集中管理などを含めた形で、Oracleデータベースの機能にてこ入れするものとなる。

 両社のソリューションは、大企業が内部の業務の生産性を向上させることを支援することを目指しているという。また、システムなどソリューション開発への投資をより早く回収し、顧客企業がよりコアビジネスの活動にフォーカスできるようにする。

 Single View of Enterprise(SVOE)とRetail Industry Solutionは、サンフランシスコで11月11日から14日まで開催されているOracleWorldのOracle Partner Pavillionで披露される予定となっている。

 SVOEソリューションは、顧客企業が提供するサービスや、トラブルとなるチケット情報、注文、支払い情報を含め、統合した形で顧客のプロファイルを表示するもの。フロントエンドからバックエンドまで、組織全体に渡ってデータを活用することができる。Oracle9i Application Server上に構築され、Javaと結合して、ポータルサイトなどを統合する。

 また、Retail Industry Solutionは、ユーザーフレンドリーなポータルで、小売り業界のユーザーに対して、シングルポイントのアクセス環境を提供する。つまり、会社と店の情報連携や、統合した購買、サプライチェーンや在庫の可視化、店舗の売り上げ状況の把握、従業員のセルフサービス型のアプリケーション、オンライントレーニングなどの機能を含んでいる。

関連リンク
▼OracleWorld 2002 San Francisco Report

[ITmedia]