エンタープライズ:ニュース 2002/11/13 08:16:00 更新


オラクル、Java開発ツールを拡張する新APIをJCPに提出

米オラクルは任意のJavaのIDEと完全に相互運用可能な標準ベースの拡張版を生成することを目指した、新しいAPIを、Java Community ProcessSM(JCP)に提出することを明らかにした。

 米オラクルは11月12日、任意のJavaのIDE(Integrated Development Environment)と完全に相互運用可能な標準ベースの拡張版を生成することを目指した、新しいアプリケーションプログラムインターフェイス(API)を、Java Community ProcessSM(JCP)に提出することを明らかにした。

 このAPIは、開発時間とコストを削減するだけでなく、利用可能なツールや、サードパーティやオープンソースコミュニティなどのJava技術者の特殊な開発ニーズに、より適した技術を増加させることが期待される。

 サン・マイクロシステムズやマクロメディア、ジェットブレインズなど業界をリードするJavaベンダーは初めて、オラクルが提出したこの「Java Specification Request(JSR)198」――IDE向けの標準拡張API――をサポートすることになる。

 ガートナーのアナリスト、マーク・ドリバー氏は、「任意のJava開発環境を拡張できる標準的な方法を新しい機能を使って定義することは、アプリケーション開発の業界の中で、革新を起こすためにかかる時間を短縮させることができる」と話している。

関連リンク
▼OracleWorld 2002 San Francisco Report

[ITmedia]