エンタープライズ:ニュース 2002/11/14 19:35:00 更新


オラクル、Itanium 2上のTPC-CベンチマークでSQL Serverを上回る

米オラクルは、Itanium 2プロセッサを利用したヒューレット・パッカード(HP)のシステム上で、Oracleデータベースのオンライントランザクション処理(OLTP)のパフォーマンスを測定したベンチマーク結果を発表した。

 米オラクルは11月13日、Itanium 2プロセッサを利用したヒューレット・パッカード(HP)のシステム上で、Oracleデータベースのオンライントランザクション処理(OLTP)のパフォーマンスを測定したベンチマーク結果を発表した。

 この結果によると、4CPUのシングルシステムのTPC-Cベンチマークにおいて、OracleはマイクロソフトのSQL Serverを、性能とプライスパフォーマンスの両方で上回ったという。オラクルはこの結果により、エントリレベルのIAサーバ構成においても、Oracleがミッションクリティカル環境における選択として存在感を見せていることをアピールしている。

 また、同社のマーク・ジャービスCMOは、サンフランシスコで行われているOracleWorld 2002 San Franciscoにおいて、「オラクルとインテルの結びつきは、認識されているよりもずっと強い」と話している。今回のベンチマークの発表は、64ビットのWindowsサーバの出荷が遅れているマイクロソフトに対するけん制という意味合いも出てくる。

 Oracleのシステム構成は、Itanium 2ベースのHP rx5670サーバ、OSはRed Hat Linux Advanced Server 2.1だった。ベンチマーク結果は8万494.98tpmCで、プライスパフォーマンスは4.84米ドル/tpmcだった。SQL Serverの最高値もrx5670上で記録したものという。

関連リンク
▼OracleWorld 2002 San Francisco Report

[ITmedia]