エンタープライズ:ニュース 2003/07/02 14:14:00 更新


ウイルス対策機能も統合される「NetScreen-5GT」

ネットスクリーンは、トレンドマイクロのウイルス対策機能が搭載される予定の「NetScreen-5GT」を紹介。ウイルス対策機能搭載モデルは10月に発売される予定だ。

 10歳を迎えた「NetWorld+Interop 2003 Tokyo」。ネットスクリーン・テクノロジーズ・ジャパンのブースでは、統合型セキュリティアプライアンスの新製品「NetScreen-5GT」が紹介されていた。10ユーザー程度の支店事務所やSOHOを対象にしたローエンドのアプライアンスだ。

ネットスクリーンブース

「e-Platform & Software」ゾーンにあったネットスクリーンのブース


 米国で5月に発表された同製品は、国内では7月から販売を開始した。ファイアウォール機能、VPNのほか、ISDNなどを用いたダイヤルバックアップ機能を備えた。同社ブース担当者によると、「OSPF/BGPに対応したことも特徴」の一つだ。

 NetScreen-5GTは、今後ウイルス対策機能も統合されてくる。同社ブースでは、この点を押し出して紹介していた。米NetScreen Technologiesと米Trend Microはゲートウェイセキュリティ製品の共同開発で提携を拡大しており、ウイルス対策機能の統合はこれに基づいたものだ。10月にはトレンドマイクロのアンチウイルス技術を統合したモデルを投入する予定としている。

Netscreen-5GT

真ん中の小さい筐体が「Netscreen-5GT」


 「アンチウイルスの機能は別価格という形になる。まだトレンドマイクロさんと交渉中で、価格は決まっていない」(ブース担当者)。

 NetScreen-5GTの出荷開始は7月末。アンチウイルス機能を搭載していない5GTの価格は10ユーザーで10万円前後とのこと。今後はIDP機能も統合する計画があるという。

 Trend Microとの取り組みという点では、サービスプロバイダ向けの「NetScreen-500」とTrend Microのアンチウイルスサーバを連携させたソリューションを販売している。連携には、両社が共同開発したCSPというプロトコルが使用される。

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[堀 哲也,ITmedia]