エンタープライズ:ニュース | 2003/07/23 21:58:00 更新 |
SSL通信に対しコンテンツフィルタリングを実現、「WebWasher SSL-Scanner」
バーテックス リンクは7月23日、SSLで暗号化されたトラフィックについてもコンテンツフィルタリングを可能にする「WebWasher SSL-Scanner」を発表した。
バーテックス リンクは7月23日、SSLで暗号化されたトラフィックについてもコンテンツフィルタリングを可能にする新モジュール「WebWasher SSL-Scanner」を発表した。
WebWasher SSL-Scannerは、ドイツのwebwasher.comが開発したコンテンツセキュリティ製品「WebWasher EE」の追加モジュールだ。これまでサポートされてきたHTTPやFTPのトラフィックだけでなく、SSL通信もいったん復号化し、コンテンツフィルタリングによって不適切なコンテンツやウイルス、悪意あるスクリプトなどを除去した上で、クライアントに配信する。
またSSL通信開始時には、提示された証明書と失効した証明書のリストを照合し、不正な項目が見つかった場合には通信を遮断することによって、通信の安全性を高めるという。
従来暗号化された通信については内容のチェックが困難だったが、同製品により、SSL通信経由で送り込まれる悪意あるコンテンツをブロックするとともに、情報漏洩を未然に防げるという。バーテックス リンクではWebWasher SSL-Scannerを、レインボー・テクノロジーズの「CryptoSwift」やnChiperの「nForce」といった他のセキュリティ製品と動作確認を行い、組み合わせながら提供していく方針だ。
WebWasher EEとWebWasher SSL-Scannerの標準価格は50ユーザーで80万4000円から。
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[ITmedia]