エンタープライズ:特集 2003/07/25 18:19:00 更新

[Java Developer特別企画]2003年9月号
知っておきたいデータベース移行術「SQL Server→Oracle編」 (11/15)

JAVA Developer 2003年9月号より転載

・日付関数
 日付関数はOracle9iに移行することによってより扱いやすくなると思います。どちらも日付データ型に対しては、+、−演算子が使用できます。

 Oracle9iには、これらの演算子以外に便利な日付演算をサポートする日付関数があります。月末日(LAST_DAT)や、指定した日付後の最初の平日(NEXT_DAY)を得る関数です。移行の際、わざわざ計算していた部分をOracle9iにまかせることもできます。

表8 日付関数の移行
SQL Server 2000 Oracle9i
日付の演算 DATEADD +または-演算子、ADD_MONTHS
日付の演算 DATEDIFF +または-演算子、MONTHS_BETWEEN
現在の日時 GETDATE() SYSDATE
日付の文字列表示 DATENAME TO_CHAR
日付の整数表示 DATEPART TO_NUMBER (TO_CHAR)
日付の丸め CONVERT ROUND
日付の切り捨て CONVERT TRUNC
文字列を日付に変換 CONVERT TO_DATE
世界標準時を返す GETUTCDATE NEW_TIME
日を返す DAY TO_NUMBER (TO_CHAR)
月を返す MONTH TO_NUMBER (TO_CHAR)
年を返す YEAR TO_NUMBER (TO_CHAR)
※Oracle9iのみがサポートする関数については掲載していません

[JAVA Developer特別企画]
知っておきたいデータベース移行術
「SQL Server→Oracle編」
(1)データベース移行に伴う影響範囲〜JDBCドライバ
(2)移行の実際〜認証/権限と命名規則
(3)データ型の移行〜数値型
(4)データ型の移行〜文字型
(5)データ型の移行〜日付データ型
(6)データ型の移行〜ラージデータ型/そのほかの特殊な型
(7)表定義に関する情報の移行
(8)関数の移行〜数値関数
(9)関数の移行〜文字関数
(10)関数の移行〜日付関数
(11)関数の移行〜そのほかの関数
(12)演算子の移行
(13)文法/Transact-SQL文/索引/ビュー/トリガーなどの移行
(14)メリットと注意事項〜移行ポイントを再確認

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[西脇 資哲,JAVA Developer]