エンタープライズ：特集 2003/08/01 12:50:00 更新


特集：第3回：WebSphereでサーブレットとJSP開発を始める (1/6)

IBMソフトウェアの製品「WebSphere」。このJava特集では、J2EEの初歩として、体験版を基にJavaプログラミングの基礎を解説していく。今回は、連載最終回となる第3回目。

　IBMソフトウェアの「WebSphere」には、アプリケーションサーバと共に、統合開発環境「WebSphere Studio」が提供されている。効率よくアプリケーション開発ができるよう用意されているものだ。この連載「WebSphereで始めるJ2EEプログラミング」最後となる今回は、WebSphereを使ったアプリケーション開発の手順を具体的に解説していこう。

　WebSphereの概要については第1回目の記事を、WebSphereの体験版をベースとした環境構築までは第2回目の記事を参考にしてほしい。

　前回（第2回目）のように体験版を試していれば、WebSphereアプリケーションサーバ、及びWebSphere Studioがすでに動作状態にあるはずだ。また、この環境ではindex.jspというファイルが存在し、簡単なアプリケーションとして稼動可能な状態になっていることと思う。今回はこの動作環境を拡張し、Java Servlet（サーブレット）とJSPを利用したアプリケーションとして実行できるよう、その手順を解説していく。

　開発ツールを使った手順は多種多様なものが考えられ、ここで挙げるものがすべてではない。この記事では、WebSphere Studioの特徴を理解しやすいよう解説していく。

目　　　　　　　　次
1. ワークベンチ内それぞれのツールの役割を把握しておこう
2. 押さえるべき用語と共に作業の流れを見ていこう
3. コード作成を軽減する「追加ウィザード」
4. J2EEプログラミングとMVCモデル
5. JavaBeanの準備〜クラス追加から処理の記述〜
6. 「Javaエディタ」利用のコツ
7. コード記述を終えたらまずはローカル実行
8. Webアプリケーションに組み込む
9. ユーザーインタフェース部分となる入力フォームページを作る
10. 検索条件により一覧表示処理を追加する
11. 条件を満たすコントローラを作ろう
第2回：体験版でいますぐ始めるWebSphere入門
第1回：「WebSphere」を知ろう

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[米持幸寿，ITmedia]