エンタープライズ:ニュース 2003/08/11 20:28:00 更新


サーバからの漏洩電磁波をブロックするクマヒラのシールドボックス

クマヒラは8月11日、電磁波漏れによる情報漏洩を防止するためのシールド製品、「ユニットシールドボックス US・BOX」を発表した。

 クマヒラは8月11日、電磁波による情報漏洩を防止するためのシールド製品、「ユニットシールドボックス US・BOX」を発表した。

 機器から発生する電磁波の盗聴による情報漏洩や、逆に外来電磁波の影響による電子機器の誤作動については、今年6月に新情報セキュリティ技術研究会がレポートをまとめ、警告を発している。

 ユニットシールドボックス US・BOXは、簡易的なシールドルームが構築することでこうした危険を減少させるもの。30〜40dBの電磁波シールド性能を備えており、電波漏洩による情報漏洩や外部からの電磁波による誤作動を防ぐという。通気性・透過性に優れたシールドメッシュを採用していること、大掛かりな工事などは必要なく、サーバなどの電子機器の周囲に配置するだけで利用できることも特徴という。

 クマヒラによると、ニーズに合わせてラインフィルターや光ケーブル貫通設備、あるいは同社の入退管理システムと組み合わせることが可能だ。同社では自治体や金融機関、医療機関、データセンターなどを中心に同製品の販売していくという。

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[ITmedia]