エンタープライズ:ニュース 2003/09/22 15:45:00 更新


日本HPとMS、Itanium 2を使用した64ビットシステム共同検証の成果を発表

日本HPとマイクロソフトは、64ビット版Windows Server 2003およびSQL Server 2000(64-bit)とItanium 2搭載「HP Integrity サーバrx5670」の組み合わせで、SAP APOパフォーマンス検証を実施。256458CC/hを記録した。

 日本ヒューレット・パッカード(日本HP)とマイクロソフトは、64ビット版Windows Server 2003およびSQL Server 2000(64-bit)と、Itanium 2を4基搭載した「HP Integrity サーバrx5670」の組み合わせで、3ティアー構成(APOサーバ1台、ライブキャッシュ・サーバ1台、クライアントPC)のSAP APOパフォーマンス検証を実施。256,458CC/hを記録したと発表した。

 両社は64ビットシステムの円滑稼働とWindows Server 2003およびSQL Server 2000による64ビットソリューション早期立ち上げを目指し、2003年2月から共同検証を実施してきた。この第一弾として、SCM分野であるSAP APOのパフォーマンス検証が行われた。

 Itanium 2を4基、48Gバイトのメモリを搭載したHP Integrity サーバrx5670を2台使用し、Windows Server 2003、SQL Server 2000 Enterprise Edition (64-bit)上に構築されたSAP APOとliveCache アプリケーションで、1時間当たり256,458CC/hの新記録を達成したとしている。

 今回の検証で得られた64ビットシステム導入に必要な情報をまとめたホワイトペーパーは、9月24日から日本HPのWebサイトで公開される。

 今後は、大規模データベースアプリケーションをはじめとするエンタープライズ業務、サービスプロバイダの使用するミッドレンジ以上の領域に対象を広げていくとしている。

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