エンタープライズ:特集 | 2003/11/28 15:30:00 更新 |
特集:第2回 実用サンプルコードで理解する「Struts」の基礎 (1/15)
第1回ではStrutsのインストールと基本的な動作の仕組みを解説した。今回はサンプルコードで構築手順を解説し、ビルドツール「Ant」も交えてStrutsの基礎すべてを網羅する。
Java特集「Strutsで作るWebアプリケーション入門」、第1回目「フレームワーク「Struts」の基礎を知る」では、Strutsを始めて知る人のために、利用する前段階を想定して基礎を解説した。今回は、実際に筆者が作成したサンプルコードを挙げ、その実装ポイントをすべて解説していこう。Strutsを中心とした構築方法を段階的に解説しているため、実際に体験しながら読めば必ず基礎が身につくはずだ。
まず最初にアプリケーション作成に必要なものを構造で理解しよう
ここでは、特集「オープンソースで作るJava+DB」で解説した掲示板サンプルを使い、Strutsで実装する場合の例を挙げていく。Strutsで構築する際には、まず最初に次に挙げる4つの要素がポイントとなることを押さえておこう。
1. 入力フォームとなるJSPページ作成
2. 入力フォームのデータを保持するActionFormの扱い
3. 実際に処理を行うActionの存在
4. 結果を返すJSPページの作成
今回例示する掲示板サンプルでは、Fig.1のように構成する。
Fig.1■作成するアプリケーションの全体構造を把握しておこう
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[大澤文孝,ITmedia]