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2004/03/10 19:20 更新


泣きっ面に蜂の「消滅」Cobalt:立て続けに脆弱性発見

昨年12月に製造中止が発表されたSunのCobaltサーバだが、今年1月から3月にかけ、続けざまにセキュリティホールに見舞われている。(IDG)

 製造中止が決まったCobaltサーバだが、別の手痛いニュースが報告されている。先月に続いて「非常に重要な」セキュリティホールが発見されたのだ。

 この最新のセキュリティホールは、リモートからのシステムアクセスに関するもの。Sun Microsystemsでは詳細に踏み込んだ報告をしていないが、パッチは発行している。同時に、高度なシステム管理権限を取得できる、重要度が中程度の脆弱性に関するパッチも発行されている。

 Cobaltに関してはこのセキュリティホールの前にも、2月に、リモートからシステムへのアクセスを許す脆弱性が見つかっている。その時にはそのほかに、重要度は低いものの脆弱性をフィックスするパッチが3件発行された。また1月には、さらに別の「非常に重要な」セキュリティホールが、別の2件の脆弱性とともに発見されている。

 Webホスティングや開発環境にCobaltを使っているユーザー企業にとってはよくない知らせだ。

 Sunは昨年のクリスマスに、Cobaltサーバの製造を停止すると発表したが、3年間はサポートを提供し続けると明言した。

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