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2004/04/16 22:47 更新


ファイルメーカー、データベースエンジンを一新した「FileMaker Pro 7」を発表

ファイルメーカーは、新開発のデータベースエンジンを搭載し、扱えるデータ形式やデータベース制限を大幅に緩和した「FileMaker Pro 7」を発売する。

 ファイルメーカーは4月15日、新開発のデータベースエンジンを搭載し、扱えるデータ形式やデータベース制限を大幅に緩和した「FileMaker Pro 7」を5月中旬に発売すると発表した。

 FileMaker Pro 7は、データベースエンジンを一新し、データベースファイルの最大サイズがFileMaker 6の2Gバイトから8Tバイトにしたほか、1ファイルあたりのテーブル数は100万(従来は1)、1フィールドあたりの文字数は2Gバイト(従来は64Kバイト)、1ファイルあたりのレコード数は64×10の15乗(従来は300万)など、データベースの制限を大幅に緩和している。また、PDFやMicrosoft Officeファイル、動画像、音楽ファイルをデータベースオブジェクトフィールドの中にインポートしたり、エクスポートしたりもできる。同じデータベースを複数のウィンドウで開けるようになり、異なる分析を同時に行えるようになった。業界標準のXML、XSLT、ユニコード、ODBC、JDBCもサポートする。

 このほか、一つのデータベース内のすべてのリレーションシップを鳥瞰図のように表示してデータ間リンクを簡単に設定/変更できる機能や、データベースの保護やアクセス権をグループごとに設定できる機能も備えている。

 FileMaker Pro 7の動作環境は、Mac OS X(10.2.8〜10.3.2)、Windows 2000(SP4〜)/XP(SP1〜)。価格は3万9000円(税別)で、5月中旬に発売予定。FileMaker Pro 6からのアップグレード版は1万9000円(税別)。

 FileMaker 7シリーズのほかの製品としては、開発者向けツールをセットにした「FileMaker Developer 7」(6万9000円税別)を5月中旬に、共有データベースソリューション向けの「FileMaker Server 7」(12万9000円税別)を夏ごろに、その上位バージョンで「FileMaker Pro 6 Unlimited」をリプレースする「FileMaker Server 7 Advanced」(28万9000円税別)を秋ごろに、Palm OS 5やWindows Mobile 2003をサポートする「FileMaker Mobile 7 for Palm OS and Pocket PC」(8900円税別)を夏ごろに発売予定。

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