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2004/04/27 17:17 更新


オープンウェーブ、迷惑メール対策を目的とした団体「JMUG」を設立

オープンウェーブシステムズが、迷惑メール対策について情報交換や検討を行う業界団体「Japan Messaging User Group」(JMUG)を設立した。

 オープンウェーブシステムズは4月27日、スパムをはじめとする迷惑メール対策について情報交換や検討を行う業界団体、「Japan Messaging User Group」(JMUG)を設立したことを発表した。

 電子メールの有用性は誰もが認めるところだが、一方で、スパムメールや電子メール経由で感染するウイルスの増加といった、メッセージングにまつわる問題も深刻化している。JMUGは、オープンウェーブと同社製品の顧客である通信事業者やインターネットサービスプロバイダーが集まり、こうした問題の動向や最新技術情報の交換、課題の検討などを行うワーキンググループだ。

 既に米Openwave Systemsでは、迷惑メールをはじめとするメッセージングに関する問題への対処を目的とした業界団体、「Messaging Anti-Abuse Working Group」(MAAWG)を創設し、活動を開始している。JMUGはその日本版と言えそうだ。

 JMUGには、MAAWGにも参加しているインターネットイニシアティブ(IIJ)のほか、KDDIや日本テレコムといった通信事業者、大塚商会やあっとネットホームなどのサービスプロバイダー、さらには日本ヒューレット・パッカードなどのインテグレータら、11社が参加。今後は定期的に、業界アナリストによる講演や顧客ニーズについて話し合うテーマ別の会議などを行っていく計画だ。

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