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2004/05/27 19:08 更新


NECソフト、Linux上で動作するURLフィルタリングソフトを発売

NECソフトは、Linux上で動作し、POSTメソッドやWebDAV関連メソッドの制御も可能なURLフィルタリングソフトウェア「URLGUARDIAN for Linux」の販売を開始した。

 NECソフトは5月27日より、Linux上で動作するURLフィルタリングソフトウェア「URLGUARDIAN for Linux」の販売を開始した。

 URLGUARDIAN for Linuxは、エンドユーザーから外部Webサイトへのアクセスを監視し、業務とは無関係なサイトの閲覧を遮断するフィルタリング製品。収集したデータを元に、最も利用頻度の高い端末やアクセス規制を受けた端末などの統計情報を取得することもできる。

 アクセスの可否を決める基準になるデータベースは、56種類の大カテゴリ、406種類の小カテゴリに分類されており、きめ細かく制御が可能だ。しかもこのデータベースは日本語のURLに対応し、日本人スタッフによって更新されているという。

 さらに、Webメール経由での情報漏洩や、社員による掲示板への不適切な書き込みなどを防ぐため、PUTメソッドやPOSTメソッド、さらにWebDAVに関するメソッドでのアクセスについてもフィルタリングが可能という。

 なおURLGUARDIAN for Linuxは、キヤノンシステムソリューションズが販売している「URLGUARDIAN」を、両社が共同でLinux上に移植したもの。GUARDIANシリーズには他に、電子メールの送受信記録を保存し、フィルタリングも行える「GUARDIAN WALL」や、Webのアクセス記録などを行う「WEB GUARDIAN」といったラインナップがある。

 URLGUARDIAN for Linuxの対応プラットフォームはRed Hat Enterprise Linux AS/ES、Turbolinux 8 Server、MIRACLE LINUX。価格は50ユーザーで36万円からとなっており、教育機関向けのライセンスも用意されている。

[ITmedia]

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