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2004/05/31 19:04 更新


フェニックスとNTTデータ、イントラへの接続をBIOSレベルで制限するシステムを開発

フェニックステクノロジーズとNTTデータは、デバイス自体の情報を利用して、イントラネットへの接続を認証する「SecureAccess」を共同開発した。

 フェニックステクノロジーズとNTTデータは5月31日、デバイス(端末)自体の情報を利用して、イントラネットへの接続を認証する「SecureAccess」を共同開発した。持ち込みPCなど管理されていないPCを不用意にイントラネットに接続されることを防げるという。

 SecureAccessはIEEE802.1x認証を用いた認証システム。フェニックスのcME FirstBIOSやcME TrustConnector技術などを利用して、証明書の秘密鍵をハードウェア固有の情報により暗号化、BIOSの安全な領域に格納する。PC自体が認証機器となるため、USBトークンやICカードといったほかの認証機器を利用する必要がない。

 またHDDを企業の管理外のPCに移して接続を行ったとしても、鍵を複合化できないため、イントラに接続できないという。

 NTTデータは「ハードウェアなどさまざまな例やでセキュリティ対策を行うのが重要。正当な端末のみにアクセス許可を与えられるため、持ち込みPCによるウイルス感染、情報漏えいなどの対策になる」と話した。

 価格は、初期費用が1ユーザー当たり3000〜4000円、サポート料が1000円程度になる見込み。

 両社は昨年6月、日本国内におけるBIOSレベルでのPC認証サービスで協業すると発表。これまで共同開発を続けてきた。

[ITmedia]

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