日本ヒューレット・パッカード(以下、日本HP)は5月20日、「HP ProLiant サーバー Generation 7(G7)」の5モデルを発表した。出荷は6月下旬を予定している。
製品名 | 価格 | 仕様 |
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HP ProLiant DL380 G7 | 28万6650円 | Xeon5600番台搭載、2Uラック型 |
HP ProLiant DL360 G7 | 26万5650円 | Xeon5600番台搭載、1Uラック型 |
HP ProLiant DL385 G7 | 26万2500円 | Opteron 6100シリーズ搭載、2Uラック型 |
HP ProLiant DL165 G7 | 16万1700円 | Opteron 6100シリーズ搭載、1Uラック型 |
HP ProLiant SL165z G7 | 30万4500円 | Opteron 6100シリーズ搭載、HP ProLiant SL6000 Scalable System向けサーバトレイ |
従来の“Generation 6”モデルに対し、G7モデルではリモート管理ツール「HP Integrated Lights-Out(以下、iLO)」のパフォーマンスを強化した。主にiLOのハードウェア面を強化(PCI Express化、250MhzのRISC CPUと128メガバイトのメモリを搭載)し、リモート操作を約8倍高速化した。これによりiLOのバージョンは“3”に上がっている。また記者発表の場では、仮想マウントしたドライブからのリモートコピーが約3倍高速になる様子がデモンストレーションされた。iLOの機能自体に大きなアップデートはないが、「今後さまざまなサービスを追加できる性能を与えた。期待してほしい」(日本HP インダストリースタンダードサーバー事業本部 岡野家和氏)。
Xeonモデル、Opteronモデルの売り分けについては、「クロック周波数が効くHPC分野などにはXeonが向く。コア数が多く、最大メモリ搭載量も多いOpteronモデルは、仮想化用途に適する」(日本HP インダストリースタンダードサーバー事業本部 富田浩次氏)とした。
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