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Microsoft、無料の教育機関向け「Office 365」をリリース
MicrosoftがGoogle Apps対抗のクラウドオフィススイートの教育機関向け「Office 365 for Education」を無料で提供する。
米Microsoftは6月27日(現地時間)、クラウドベースのオフィススイート「Office 365」の教育機関向けバージョン「Office 365 for Education」を無料で提供すると発表した。認定教育機関であれば、同日から教育期間向けページから申し込める。
無料のA2プランで利用できる機能は以下の通り。
- Microsoft Exchange Online(1人当たり25Gバイト付き)のメール、予定表、連絡先
- 独自のドメイン名
- インスタントメッセージング、音声およびビデオチャット
- デスクトップ共有機能付きのオンライン会議
- Word、Excel、PowerPoint、OneNoteのファイルのWebブラウザでの表示と編集
- Active Directoryの統合
- 99.9%の稼働を保証
有料(学生1人当たり月額270円、教職員は月額480円)のA3プランでは、上記の機能に加えて以下の機能が利用できる。
- Office Professional Plus 2010のデスクトップ版またはOffice for Mac 2011
- 電子メールの無制限の保存領域
- アーカイブ
- 法令順守のニーズに対応するeDiscoveryツール
- ホストされたボイスメール
さらにエンタープライズボイス機能も利用できるA4プラン(学生1人当たり月額320円、教職員は月額640円)も用意されている。
Microsoftによると、既にダートマス大学やコーネル大学が同サービスの採用を決めているという。
Office 365は2011年の6月28日に発売された。2012年5月には、政府向けの「Office 365 for Government」の提供が開始されている。企業向けOffice 365は、最近では日本航空、Burger King、Hallmark Cardsなどが採用したという。
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