航空機事業を展開する住友精密工業は、北米での拠点新設に伴い、新たな業務パッケージを導入した。システムを提供した日本オラクルが7月18日に発表した。
住友精密工業が採用したのは、中堅企業向けERP製品「JD Edwards EnterpriseOne」。今年10月にシステム構築作業を完了し、2013年4月から本番稼働を予定する。カナダに設立した新会社、SPP Canada Aircraftの管理者や担当者が、会計、購買調達、販売管理、生産管理の業務で活用する。
新システムには、グローバル基盤としての活用や短期間での稼働開始、ビジネス拡大に合わせた柔軟性などが求められていた。JD Edwardsはこれらの要件を満たし、グローバルにおける多数の導入実績や、会計、販売、生産、調達といった製造業の業務機能を包括的に提供できる点が評価された。
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