iPhoneなどに搭載されているiOSのSMSに差出人偽装の脆弱性が指摘された問題で、Appleがこの問題の存在を認め、SMSではなく同社のメッセージサービス「iMessage」を使うよう呼び掛けている。ハイテク情報サイトなどが伝えた。
engadgetなどの報道によると、Appleは同社に寄せたコメントの中で、「SMSの限界の1つは、偽装したアドレスを使ってメッセージを送信できてしまうことだ」と述べ、特にSMS経由でWebサイトなどに誘導された場合は厳重に注意する必要があると指摘。「SMSではなくiMessageを使えばアドレスが確認され、この種の偽装攻撃から保護される」と説明している。
なお、今回指摘されたSMSの問題はiOS特有のものではなく、ユーザーはOSや機種にかかわらず注意する必要があるという。
関連記事
- AppleのiOSにSMS差出人偽装の脆弱性情報、著名研究者が指摘
- KDDIのiPhone 4SがFaceTime、iMessageに対応
- Appleが「iOS 5.1.1」をリリース、深刻な脆弱性に対処
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.