Google検索で職探しできる「Google for Jobs」、米国でスタート
Google検索で「近くの求人」「技術職」などと検索すると、対応する求人情報のリストが表示される「Google for Jobs」がまずは米国でスタートした。LinkedInやFacebookに投稿された求人情報が自動的に検索結果に表示される。
米Googleは6月20日(現地時間)、Google検索で直接求人情報を検索できる「Google for Jobs」をまずは米国で開始したと発表した。
Googleは5月のGoogle I/Oの基調講演の最後に同社でのAI(人工知能)活用の一例としてGoogle for Jobsを紹介し、数週間後にリリースするとしていた。
デスクトップのGoogle.comあるいはモバイルでのGoogle検索で、例えば「近くの求人」「技術職」などというキーワードで検索すると、関連する求人カードのリストが表示される。
検索結果を職種や役職、求人の投稿日、勤務形態などで絞り込め、個別の求人を選択すると応募できるWebページに誘導される。また、設定しておけば検索した条件に合った求人があるとGmailでプッシュ通知がくる。
このサービスでは、サードパーティー企業がGoogleの機械学習ツールを使って求人情報を構築できる「Cloud Job API」を採用している。
検索結果に表示されるのは、LinkedIn、Facebook、Glassdoor、Monster、WayUp、DirectEmployers、CareerBuilderなどの大手求人情報サイトに投稿された求人情報。また、求人したい企業は簡単な手続きで求人情報をGoogle検索結果に表示できる。
Google for Jobsは、双方向性のある「エンリッチ検索結果」の1つ。求人の他、レシピやイベント情報がエンリッチ検索結果に対応している。
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