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Adobe、Flash PlayerとAdobe Connectの脆弱性を修正
Flash Playerの脆弱(ぜいじゃく)性では、リモートの攻撃者にコードを実行される恐れがあり、できるだけ早く最新版に更新する必要がある。
米Adobe Systemsは7月11日、Flash PlayerとAdobe Connectのセキュリティアップデートを公開し、それぞれ複数の脆弱(ぜいじゃく)性に対処した。
Adobeのセキュリティ情報によると、Flash Playerのアップデートではメモリ破損など3件の脆弱性を修正した。うち1件については危険度が最も高い「Critical」に分類され、悪用されればリモートでコードを実行されて攻撃者にシステムを制御される恐れがある。
この問題を修正したFlash Player最新バージョンの「26.0.0.137」はWindows、Mac、Linux、Chrome OSに対応する。Linux以外では優先度が最も高い「1」に指定、72時間をメドにできるだけ早く更新を済ませるよう勧告している。
米Googleはこれに合わせて同日、Webブラウザ安定版のアップデートとなる「Chrome 61.0.3153.0/.2」をWindows向けに、「同61.0.3153.4」をMacとLinux向けに公開。Microsoftも同日配信した月例セキュリティ更新プログラムの中に、Flash Playerの更新を含めている。
一方、Adobe Connectは更新版の「9.6.2」が公開され、Windows版に存在していたクロスサイトスクリプティング問題など3件の脆弱性に対処した。
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