ニュース
老舗商社の三栄コーポレーション、グローバル展開を視野に業務基盤を「SAP S/4HANA」で刷新
生活関連用品の専門商社の三栄コーポレーションは、業務の効率化や経営判断の迅速化を推進し、ビジネスの拡大を支える事業基盤として、SAPの基幹業務ソフトウェアを導入する。
家具や生活雑貨といった生活関連用品の企画、開発、販売を手掛ける三栄コーポレーションは、ヨーロッパやアジアに展開するグローバル拠点も含め、グループ全体を統合するIT基盤として、SAPのERP「SAP S/4HANA Enterprise Management(SAP S/4HANA)」を採用した。
併せて、SAP S/4HANAを活用する付随システムとして予算管理ソフト「SAP Business Planning and Consolidation」と、分析ソフトウェア「SAP Business Objects」を導入する。
同社は、会計、販売、購買、生産、予算管理、連結会計、経営分析の領域を通してSAP製品を活用することにより、業務の標準化や効率化、決算の早期化、経営情報の一元化と経営判断の迅速化などを推進していく考えだ。システム構築はアイ・ピー・エス(IPS)が行い、2017年4月より導入プロジェクトを開始している。
導入にあたり、SAP S/4HANAが、グローバルな業務展開に対応する一元管理が可能なDBに豊富機能を搭載する点や、業務に必要な機能を選択できる柔軟なスケーラビリティを評価したという。
関連記事
- ロッテが「SAP S/4HANA」を導入 デジタル変革を見据えた経営基盤整備へ
ロッテは、将来的なデジタル変革に対応していくための経営基盤システムとして、「SAP S/4HANA」と「SAP HANA Enterprise Cloud」を採用した。 - SAP S/4HANAもクラウド化――Azureに仮想マシン「Gシリーズ」追加
日本マイクロソフトが、Azureの日本データセンター東日本リージョンにおいて、SAPのERP製品などを中心としたミッションクリティカルな基幹業務システムの提供も可能な仮想マシン「Gシリーズ」を追加した。 - 「SAP Hybris Commerce」で顧客エンゲージメントを強化――中古車輸出業の平和オート
海外向けに中古車輸出業を展開する平和オートは、事業基盤の統合と顧客エンゲージメントの強化を目指し、「SAP S/4HANA」と「SAP Hybris Commerce」を導入する。 - 中堅・中小企業のデジタル変革にもSAPを――営業体制とパートナーを大幅強化
SAPジャパンが、中堅・中小企業をターゲットに、クラウドベースのソリューションを拡販する。小規模な企業にもSAPのERPが有用であることを説き、パートナー企業と共に企業のデジタル化をサポートする。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.