メールサーバの不正中継

 最近はインターネットの高速常時接続が安価で可能になり,自宅でサーバを運営されている方もいるだろう。しかし,安易な設定でサーバを運営していると,思わぬトラブルに巻き込まれる可能性もある。

 スパマーは一回に数万通といった大量のメールを送信する。その際利用するメールサーバは,赤の他人の運営するメールサーバに押し付けることが多い。

 スパマーの踏み台として使用されたサーバは,大量のメールを処理するため負荷がかかり,メールサーバがダウンする可能性もある。また,スパムメールの発信サーバとして抗議を受けることになるかもしれない。

 「自分のサーバは大丈夫だろう」などと安心していては危険だ。インターネット上では,メールの不正中継が可能なSMTPサーバを探し出して,メール不正中継可能なサーバとしてリスト化するだけでなく,リアルタイムでアップデートして公開しているWebサイトもある。そういったサイトにいったん登録されてしまうと,さまざまなスパマーにより自宅のサーバがスパムメール配信の踏み台にされてしまう可能性も高い。サーバを運営しているのなら,自分の設置しているメールサーバが不正な中継を許可しないように設定するのは最低限の行為だろう。

 また,スパムメールのメールヘッダを参照していると,メールの不正中継を許可しているサーバを多々見受けることがある。このようなメールサーバの管理者は,設定が甘いだけならば設定を強化してもらうなどの対応が期待できるが,逆にスパムメールの中継を許可している確信犯の可能性もあるようだ。

OnePoint
不正中継サーバのブラックリスト
メールの不正中継を許しているサーバを独自に調査し,ブラックリストに登録しているサイトもある。「MAPS RBL(Mail Abuse Prevention System Realtime Blackhole List)」や「ORBS(Open Relay Behaviour-modification System)」といったサイトがそれにあたる。一度ブラックリストに登録されてしまうと,そのデータベースを参照しているほかのサーバが,リストに登録されたサーバからのメールを受信拒否する場合もある。


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