TakeDown Server 1.2がインストールされたコンピュータでは、外部から、下記のような操作が可能になる。

リスト1■TakeDown Server 1.2により可能となる操作

・VOLUMES マウントされたハードディスクのリストを表示(ネットワークコンピュータも含む)
・LIST ハードディスク上のファイルをリスト表示
・CONTROL PANELS コントロールパネルのファイル名を表示
・EXTENSIONS 機能拡張フォルダのファイル名を表示
・WRITE CLIPBOARD クリップボードへの書き込み
・CLIPBOARD クリップボードの内容を表示
・DELETE ファイルもしくはフォルダーの消去
・ADD FOLDER フォルダーの作成
・DATE リモートコンピュータ上での日付の表示
・LOCK ファイルもしくはフォルダーのロック
・UNLOCK ロックされた ファイルもしくはフォルダーのロックを解除
・INVISIBLE ファイルもしくはフォルダーを不可視にする
・VISIBLE 不可視のファイルもしくはフォルダーを可視にする
・RUN プログラムの起動
・MSG メッセージの表示
・BEEP ビープ音を鳴らす
・DISPLAY テキストファイルを表示させる
・RESTART コンピュータの再起動
・SHUTDOWN コンピュータの終了

画面
写真10■TakeDown 1.2クライアント画面
画面
写真11■リモート操作中のログ画面

 このリストを見れば、ほとんどの操作が可能であることがわかるだろう。ただし、TakeDown 1.2もSub7Me Serverと同様に動作が不安定な部分があり、いったんクラッシュしてしまうと再起動するまではターゲットのコンピュータへの接続ができなくなる。

 また、TakeDown 1.2の後継バージョンとして、「The TakeDown Suite 2.5」というトロイの木馬も存在するが、こちらは機能拡張ファイルとして不可視のファイル「blink666」、「carrymehome」、「TakeDown Server 2.51b17 68k」の3種類(「blink666」はない場合もある)がシステムフォルダ>機能拡張へインストールされる。ただしThe TakeDown Suite 2.5は動作自体が不安定で、そのままの状態ではMac OS 9.2.2では正常に動作しない。しかし古いOSを利用している場合や、改変されたものなどには注意しておく必要があるだろう。

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