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Chapter 2:Component Object Model

head1.gif 2.5 まとめ

 以上が,Visual Basicにおける基本的なCOMの扱い方である。いままで見てきたように,Visual Basicではプロジェクトの種類としてActiveX DLLを選択し,そのなかに必要なだけクラスモジュールを作り,メソッドやプロパティを実装することでCOMコンポーネント(COMサーバー)を作ることができる。この作業は,さほど難しいものではない。

 本章では,非常に簡単なCOMコンポーネントしか作成していない。だが,結局のところ,同じような方法で,データベースにアクセスするメソッドやプロパティを備えたCOMコンポーネントを作り,それをMTSやCOM+に登録すれば,それが3階層アプリケーション(N階層アプリケーション)におけるビジネスロジックとなる。

 次章からは,いよいよ実際にデータベースを操作する3階層アプリケーションの構築を開始する。

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