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Chapter 7:プレゼンテーション層の構築

head2.gif 7.3.2 MDIの親フォームの作成とメニュー項目の設定
 次にFig.7-1に示したMDIの親フォームとメニューを作る。

●MDIの親フォームの作成
 まずは,MDIの親フォームを作成する。そのためには,[プロジェクト]メニューから[MDIフォームモジュールの追加]を選択すればよい。[MDIフォームモジュールの追加]を選択すると,Fig.7-8に示すウィンドウが表示されるので,[MDIフォームモジュール]を選択し,[開く]ボタンを押す。

Fig.7-8 MDIフォームモジュールの追加
fig7_08

 今回は,追加したフォームのオブジェクト名をFormMainとし,ウィンドウのキャプションをBusinessUIにすることにする。そこで,追加したMDIフォームモジュールのプロパティをTable 7-1のように変更する(Fig.7-9)。

Table 7-1 変更するMDIのプロパティ
プロパティ
(オブジェクト名)FormMain
CaptionBusinessUI

Fig.7-9 FormMainフォームのプロパティ
fig7_09

 このようにしてMDIの親フォームを設定したならば,このFormMainフォームがアプリケーションが起動したときのスタートアップフォームとなるよう,[プロジェクトのプロパティ]の[全般]ページにおいて,[スタートアップの設定]をFormMainに変更する(Fig.7-10)。

Fig.7-10 スタートアップの設定
fig7_10

●メニュー項目の設定
 MDIフォームを設定したならば,メニューの項目を作成する。今回のアプリケーションでは,[ファイル]メニューと[表示]メニューの2つの項目をもち,それぞれのサブメニューはTable 7-2のようなものであるとする(Fig.7-11)。

Table 7-2 メニュー項目

[ファイル]メニュー

メニュー項目用途
プリンタの設定(&U)プリンタの設定をする
終了(&X)このアプリケーションを終了する

[表示]メニュー

メニュー項目用途
顧客情報(&C)顧客情報ウィンドウを開く
製品情報(&P)製品情報ウィンドウを開く
伝票情報(&S)伝票情報ウィンドウを開く
請求書情報(&B)請求書情報ウィンドウを開く
Fig.7-11 メニュー項目
fig7_11a
fig7_11b

 メニュー項目を追加するには,[ツール]メニューから[メニューエディタ]を選択する。すると,[メニューエディタ]が表示される。ここで,キャプションと名前を入力すれば,任意のメニュー項目を作ることができる。ここでは,Table 7-3に示す8つのメニュー項目をFig.7-12のような階層構成をとって作成することにする。

Table 7-3 作成するメニュー項目
キャプションオブジェクト名
ファイル(&F)Menu_File
プリンタの設定(&U)...Menu_Printer
終了(&X)Menu_Exit
表示(&V)Menu_View
顧客情報(&C)Menu_Customer
製品情報(&P)Menu_Product
伝票情報(&S)Menu_Slip
請求書情報(&B)Menu_Bill
Fig.7-12 作成するメニューの階層構造
fig7_12

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