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Chapter 7:プレゼンテーション層の構築

7.4.3 顧客の一覧参照
●表示列を設定する
 最後にデータグリッドにどの列を表示するのかをユーザーが設定できる機能を実装する。本説の冒頭でも説明したが,[表示項目]ボタンを押したときには,Fig.7-17に示した[表示項目]ウィンドウを表示し,ユーザーがチェックを付けたり外したりすることで,どの列を表示するかを設定できるようにする。

○表示項目フォームの作成
 ではまず,Fig.7-17に示した[表示項目]ウィンドウを構成するフォームを構築することにする。表示項目フォームはFormSetGridという名前にすることにし,Fig.7-31に示すように部品を配置する。

Fig.7-31 FormSetGridフォーム
fig7_31

 FormSetGridフォームの主なプロパティは,Table 7-8のように設定するものとする(Fig.7-32)。なお,FormSetGridフォームはMDIの子ウィンドウとしては表示せず,モーダルウィンドウとして表示する。よって,MDIChildプロパティはFalseのままにしておく。

Table 7-8 FormSetGridフォームの主なプロパティ
プロパティ
(オブジェクト名)FormSetGrid
BorderStyle3−固定ダイアログ
Caption表示項目の設定
Fig.7-32 FormSetGridフォームのプロパティ
fig7_32

 また,FormSetGridフォームに貼り付けたLIST_GRIDCAPTIONリストボックスは,表示をチェックボックスにするために,Table 7-9のようにプロパティを設定する(Fig.7-33)。

Table 7-9 LIST_GRIDCAPTIONリストボックスの主なプロパティ
プロパティ
(オブジェクト名)LIST_GRIDCAPTION
Style1−チェックボックス
Fig.7-33 LIST_GRIDCAPTIONリストボックスのプロパティ
fig7_33

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