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価格:7600円(税別)
体裁:B5版 1174ページ
ISBN:4-7973-0853-2
発行:ソフトバンク パブリッシング株式会社
発行日:1999年8月5日
Windows NT ServerやWindows 2000 Serverを基盤とした業務システムにおいて,RDBMS(Relational DataBase Management System)の重要性はますます高まっている。ここでは,Windows NT ServerやWindows 2000 Server上で利用可能なRDBMS製品のなかから,Microsoft Back Officeファミリの一製品であるSQL Server 7.0を取り上げて解説する。
SQL Server 7.0は,インストール,展開,管理,利用における「簡便性」を追求した高度なRDBMSである。同じRDBMS製品であるOracleを自動車のマニュアル車に喩えるなら,SQL Server 7.0はオートマチック車に相当する。
SQL Server 7.0では,Windows 95/98が導入された単独のノートPCはもちろん,数千台のクライアントPCやサーバーPCで構成された大規模な分散コンピューティング環境まで,一貫して同一のデータベースシステムを稼働させることができる強力なスケーラビリティを備えている。また,データウェアハウスの構築・管理・利用を目標に,Microsoft OLAPサービスが標準添付されており,SQL Server 7.0のRDBMSと緊密に統合されている点も特徴である。SQL Server 7.0が提供するOLAPサービスを利用することで,経営管理者などが意志決定に必要な情報を取得できるようになる。
書籍『SQL Server 7.0システム構築ガイド』では,SQL Server 7.0を利用して実際に業務システムの設計・構築・運用管理を担当する設計者・開発者・管理者にとって有用と思われる,次のような情報を提供している。
- SQL Server 7.0の特徴とアーキテクチャ
- SQL Server 7.0を利用した業務システムの設計ガイドライン
- SQL Server 7.0を利用した業務システムの運用設計ガイドラインと運用管理ガイドライン
- SQL Server 7.0でサポートされる各種ウィザードによるシステム構築の手法
本書は,すでに何らかのデータベースシステムの設計・開発・運用管理の経験があり,その基礎知識と一定の実践ノウハウを身に付けている初中級者を対象としたものである。それゆえ,全体の構成も内容も,一見すると入門者や完全な初心者にはわかりづらいものとなっているかもしれない。しかし,なにがしかの業務システムの開発経験を有し,データベースシステムやSQL Serverについてある程度ご存じの読者には,有益な内容と構成であると信ずる。
- SQL Server 7.0の概要と特徴
- SQL Server 7.0のアーキテクチャ
- 分散データベースとレプリケーション
- データウェアハウスアーキテクチャ
- データベース設計
- アプリケーション設計
- セキュリティ管理
- データベースの維持管理
- パフォーマンスチューニング
- トラブルシューティング
- SQL Server 7.0のインストールとアップグレード
- SQL Server 7.0のオブジェクトとカウンタ
- コマンドユーティリティ
- DBCCステートメント
- 問題解決リスト