講演一覧 / ITmedia Virtual EXPO 2016 秋（モノづくり）

全体基調講演

パナソニックが描くIoT×AIへの勝算

梶本一夫氏
パナソニック株式会社
全社CTO室技術戦略部ソフトウェア戦略担当理事

IoTによる産業革新は、あらゆる範囲で影響を及ぼしつつある。こうした中で製造業はこの流れにどう立ち向かい、どう取り込んでいくべきなのだろうか。大手電機メーカーとして、IoTによる製造ビジネス革新の動きに自社内・自社外で取り組むパナソニックは、強い危機感のもと、大きな意識改革に取り組んでいるという。パナソニックのIoT戦略を取り仕切るパナソニック全社CTO室技術戦略部ソフトウェア戦略担当理事梶本一夫氏に聞く。

講演者プロフィール

梶本一夫氏

1986年、京都大学大学院工学研究科情報工学専攻修了。
同年松下電器産業株式会社(現パナソニック株式会社)に入社。
OSのマルチメディア拡張開発、規格化に従事。その後、放送・業務用映像制作設備開発、デジタル放送送出設備開発、家電統合プラットフォーム「UniPhier（ユニフィエ）」のソフトウェア開発、クラウドプラットフォーム及び対応するサービス・機器群開発をチーフアーキテクトとして指揮し、現在、パナソニック全社のソフトウェア戦略責任者、ならびに全社SEPG(Software Engineering Process Group)リーダを担当。

この講演の見どころ

家電メーカーとしての印象が強いパナソニックだが、近年ではB2B領域を含めた「総合大手電機メーカー」としての色彩を強めている。その背景にはモノ売りからコト売りに変化する市場が存在しており、同社は「ことづくり」と「エコシステム」の創造によって、その変化に対応していこうとしている。
講演ではコト売り企業へと変化すべく、大きな意識改革を推し進めるパナソニックにてIoT戦略を取り仕切る梶本氏から、同社を含めた日本企業が成長するための「5つの処方箋」が語られる。

クルマを運転する楽しさは全ての人に届くのか、マツダの「人馬一体」

松本浩幸氏
マツダ株式会社
車両開発本部本部長

「クルマを運転する楽しさ」は多くの自動車メーカーがうたう。マツダがこだわる「人馬一体」も運転の楽しさを追求する一例といえる。ただ、「運転を楽しいと感じるのはクルマ好きの人だけでは？」と思う人も少なくないだろう。「人馬一体」は誰のためのものなのか、運転の楽しさを今後どのように進化させるのか、マツダ車両開発本部長の松本浩幸氏に聞いた。

講演者プロフィール

松本浩幸氏

1985年4月マツダ株式会社入社。2001年4月車両開発本部ＮＶＨ性能開発部第1ＮＶＨ開発グループマネージャー、2002年8月車両開発本部ＮＶＨ性能開発部長、2006年6月車両開発本部シャシー開発部長を務める。2010年4月 Mazda Motor Europe GmbH(MME)に出向副社長、兼 European R&D Center 所長を務める。2012年4月車両開発本部プラットフォーム統括主査、2013年8月車両開発本部副本部長兼車両開発推進部長を経て、2016年4月より車両開発本部長。

この講演の見どころ

2016年9月3日に筑波サーキットで開催された「第27回メディア対抗ロードスター4時間耐久レース」。ITmediaも参戦したこのレース会場で、マツダ車両開発本部長の松本浩幸氏に突撃インタビュー！マツダの「人馬一体」は誰に向けたものなのか、初心者でも運転が楽しめるものなのか。また、車両制御技術「スカイアクティブビークルダイナミクス」の今後の計画は……。（9月15日より公開中）