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【国内記事】 2002年3月11日更新

 AMR(adaptive multi-rate)は,第三世代移動体通信(3G)で利用される音声コーデックで,標準化団体の3GPP(3rd Generation Partnership Project)が策定した標準方式である。ETSI AMR,もしくはGSM-AMRとも呼ばれている。

 AMRは,FOMAの通話,およびiモーション2001年11月の記事参照)やムービー写メール(J-フォン)(3月4日の記事参照)の音声部分に使われている。一方,同じ動画コンテンツでもNTTドコモのM-stage visualでは,音声コーデックにAMRもしくはAD-PCMを用いている。M-stage visual再生端末「eggy」では,動画設定をカスタムにした場合にAMRを利用できる(2001年3月の記事参照)。

 AMRは,13ビット・8KHzサンプリングの音声を圧縮して4.75K〜12.2Kbpsまで8種類のコード・データに変換するエンコーダ(符号化器)と,それらのコード・データを伸長して元の13ビット・8KHzサンプリングの音声に変換するデコーダ(復号化器),有音無音判定部,DTX機能(無音圧縮)などで構成される。

 AMRでは符号化ビットレートをフレーム毎(20ms)に切り替えることができるほか,無音声時には1.8Kbpsで情報ビットのみを伝送することから,高い伝送効率と伝送誤り耐性の両立が可能になる。FOMAのiモーションでは,12.2Kbpsと6.7Kbpsの2種類から選択可能となっている(2001年11月の記事参照)。

 3Gで使われるAMRは,AMR-NB(Narrowband)と呼ばれており,広帯域の音声コーデックとして14ビット・16KHzサンプリングを使うAMR-WB(Wideband)という規格も存在する。AMR-WBのビットレートは6.60Kbps〜23.85Kbpsまでの9種類が用意されている。

 なお,米Intelの提唱するAMRは,Audio/Modem Riserの略であり,これまでに説明してきた音声コーデックとは無関係である。Audio/Modem Riserの資料にはたびたびオーディオやモデムのコーデックが登場するので混乱しやすい。

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[江戸川,ITmedia]

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