Mobile:NEWS 2002年9月20日 07:28 PM 更新

ドコモ、iモードメールのヘッダ情報を提供へ

ドコモは迷惑メール送信の抑止効果を狙い、希望するユーザーに、メールのヘッダ情報の提供を行う。10月1日から

 NTTドコモは9月20日、迷惑メール対策の一環として、インターネットからのiモード宛メールのヘッダ情報の提供を始めると発表した。10月1日から。

 PC宛の迷惑メールではメールの送信経路などを記したヘッダ情報を見ることができるが、iモードメールでは詳細なヘッダ情報を確認できなかった。ドコモでは「ヘッダを見ても、差出人を特定することは現実問題として難しい」としているが、迷惑メールを受信したユーザーにより詳細な情報を提供することで、全体的な抑止効果を狙う。

 受信したメールのヘッダ情報を希望するユーザーは、ドコモに申し出ることで特定の一週間分のメールヘッダ情報をフロッピーディスクなどで受け取れる。窓口としては専用の電話番号などを用意するという。サービス自体は無料だが、別途送料がかかる。



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関連リンク
▼ ドコモ ニュースリリース

[斎藤健二, ITmedia]

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